はんだ付け練習基板

新しい鉛フリーはんだ付けの練習基板を作っています.

以前のものはEAGLEで作ったのですが,配線パターンを太くしていたのが気になり,今回は学外の某プロジェクト向け(300枚納品)にKiCADで新たに描き起こしています.

スルーホール部品と3216(2012)タイプの表面実装に対応しており,最大27本/個の0Ωジャンパ抵抗を3本単位で直列に接続できるようになっています.直列接続の両端部にあたるエッジ端子に抵抗計を接続し,抵抗を一つ一つ触って抵抗計の指示値に変化があるかどうかを見ていけば,はんだ付けの良否と不良箇所がわかるというものです[1].

ユニバーサル部は錫メッキ線の引き回しの練習だったり,はんだが融けてランドに流れる感覚を身につける最初期の練習に使ったりすればよいでしょう.基板の仕上げは,レジストなし,プリフラックス塗布です.

この基板データはCC BY-NC-SA 4.0 Internationalで公開します(ロゴマークはCC BY-NC-ND 4.0 International).外形線の線幅は(株)ユニクラフトのデザインルールに合わせています.

(書誌情報)
[1] 武藤浩二, 小八重智史, 藤木 卓: “中学校における鉛フリーハンダ付け及び回路設計学習の試み”, 電気学会論文誌C, vol.139, no.5, pp.536-532, May 2019, https://doi.org/10.1541/ieejeiss.139.526