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8月, 2024の投稿を表示しています

ラズパイに液タブ

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2020年モデルのWACOM Oneが手元にあるのですが,しばらく使っていませんでした.それではもったいないお化けが出てしまいますから,ラズパイと組み合わせることができないかと試してみることにしました. Debian wikiを読んでみると,標準でWACOM用のドライバがインストールされているようです. Pi5に繋いでみると,一発で認識しました.ペンの位置ずれもありません. 左側がセットアップ全体,右側がWACOM Oneを使って実際に xournal++ のノートブックに書いてみたところ(xournal++はDebianのリポジトリからインストール).これなら使えそうです. 念のため標準のRasPi OSに切り替えても(SSDを外してSDカード起動),ちゃんと認識して動作しています. 解像度は現在FullHDにしているのですが,13インチのFullHDは年寄りには厳しいものがあります.今度720pに落とすことにしましょう.  想定している使用場面はこうです.Pi5は配線が少し鬱陶しくなるので,Pi400にしました.PDFまたはodpの資料提示も板書もこれで決まりです(え゛,pptxですって?そんなの知りません).難点は持ち運んで使うには運搬と現地セットアップが面倒ということで,この場所での固定運用ということになりそうですが(^^; 持ち運んで使うのなら,液タブではなくて板タブですね. One by WACOM (CTL-672) あたりが候補でしょうか(PDF提示と板書だけならiPadとApplePencilで十分という話も...). # そうやって段々とPCバッグが重くなっていくのね orz

MacBook Air 13" (2017)のLinux化

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もう7年近く使っているMacBook Air7,2 13"モデル(2017),そろそろmacOS Montereyのセキュリティアップデートも行われなくなりそうなので,Linux化した.いつものように,Debian + xfceの環境. 当初は電源を入れてからThunderbolt-イーサネットアダプタを接続していたのだが,ネットワークデバイスを認識してくれず,「これは詰んだかしら?」状態.でもネット検索をすると同じ機種を同じようにLinux化している人の記事を見かけたので,気を取り直してイーサネットアダプタを接続した状態で電源投入すると無事に認識してインストールすることができた. このMBAのワイヤレスカードはBCM4360が使用されていて,Debianインストーラに入っているnon-freeのファームウェアにはドライバが収録されていない.したがって,有線LAN接続がないとそれこそ「詰み」になってしまう. Debianとデスクトップ環境のインストールが終わったところで, Debian wikiのwlの記事 に従ってドライバをインストール.これで無事に無線LANを使うことができるようになった. 細かい設定はこれから.

あらしのよるに

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メイとガブが出てくる話ではなく(笑) サンサン祭(台風10号接近)がこれから開催されようという1830頃に帰宅しようと会社の東門あたりまで来ると,大きな二重の虹が出ていたので,カバンからiPadを取り出しパノラマ撮影してみた.外側も写っていますね. 上記写真は右側をカットして縮小したもの.今のiPadは360°回転させないといけないのね.  明日・明後日は宿所に引き籠もりです.当地で「あらしのよる」になるのは明日(2024/08/29).

ラズパイのデスクトップをxfceで構築

( 承前 ) ラズパイのデスクトップ環境を標準ではなくxfceで構築する手順についてのメモです.対象はRasPi 400/5,ベースとなるDebianはbookwormです(Pi 3/4でもできるかもしれませんが,未検証). Raspberry Pi ImagerでmicroSDXCにRasPi OS LITEを書き込みます.ホスト名,ユーザ名・パスワード,無線LANはここで設定しておきますが, ロケールと言語だけはUK/en-GBのまま にしておきます.そうしないと文字化けで後が大変になります. 上記で作成したmicroSDXCをラズパイに挿入して起動します.無線LANより速い有線LANがあるのなら接続しておきましょう. raspi-configを起動してファイルシステム領域をSDXCカードいっぱいに拡張し,リブート 下記を実行します: sudo apt update sudo apt upgrade sudo apt autoremove # 不要パッケージがある場合のみ sudo reboot 続けて下記を実行します: sudo apt install fonts-ipaexfont fonts-vlgothic fbterm VLゴシックは好みで他のモノスペース日本語フォント(IPAゴシックやTakaoゴシックなど)に変更して構いません.VLゴシックについては,後から 本家 の最新版に差し替えた方が良いと思います(あ゛,本家のサーバ証明書が期限切れになってる!) sudo apt install xserver-xorg xfce4 xfce4-goodies network-manager-gnome sudo systemctl get-default を実行して graphical.target となっていることを確認 そうなっていない場合は sudo systemctl set-default graphical.target を実行 sudo dpkg-reconfigure lightdm を実行 sudo update-alternatives --config x-session-manager を実行 /usr/bin/startxfce4 となっていることを確認 sudo update-alternatives --co

RasPi5 with xfce desktop

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( 承前 ) 一段落ついたので,RasPi5に着手. マウスはとにかくボタンの軽いタイプ(うちは全てこれで統一している)を選択.ラズパイ用には赤いのを使っています(Pi400も). SDカードを2枚用意して片方には通常のRasPi OS Fullを,もう一方にはRasPi OS Liteを書き込み, まずはRasPi OS Fullの方から.2万円そこそこでMathematicaが買える(笑)なんて,いい世の中になったものです. 電源を切ってSDカードを差し替えRasPi OS Liteを起動し,今度はxfceデスクトップ環境を構築.根がMacユーザですから,「閉じる」ボタン等は左側にないとしっくりきませんし,画面最下部のパネルはDockみたいになっていないとイヤです.デスクトップ環境にxfceを選択した理由はMacライクにできることにあります. TeX Live vanillaもインストール完了. 上記はlshwの画面ですが,ラズパイだってわかるでしょ?決してディスプレイ右下の元Mac(これもDebian + xfceになっている)ではありません. ちょっと気になったのは,マウスポインタが消えたり現れたりすること.Pi400を同じようにxfce環境にした時はそんなことなかったのですけどねぇ...これはちょっと調べることにしましょう.  【2024.08.15追記】調べてみたところ, Raspberry Pi Forumsに同じ現象についてのスレッドがありました .当該スレッドに書かれたmrlinux2uさんのリプライに従って,設定>ウィンドウマネージャー(詳細)>コンポジット処理で「コンポジット処理を有効にする」のチェックを外すことで,マウスポインタのフリッカはなくなりました.これで一件落着. 需要はないと思いますが,ラズパイをxfce環境にする手順は今度別記事で起こすことにします.

Pi5の電源が来た!

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( 承前 ) 8月5日の夜,スイッチサイエンスのWebページで発売開始となったので(夕方の段階ではまだだった)早速と注文. 8月8日に到着. 実際に使うのは,前期の成績入力が全部終わってからかなぁ...

Robo Figure Skating (Part 2)

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【2024.08.20追記】学校の許諾を得て,最優秀賞を受賞した走行演技動画を追加 長崎県教委主催,本学(アドミッションセンター)共催で実施した「NEXT人材育成事業 アプリ開発講座・コンテスト」のPythonロボット制御コースが昨日(2024/08/07)無事終了しました. 昨日開催したコンテストにはNBC長崎放送の取材があり,ローカルニュースで流れた模様です(Web上のニュース記事は こちら :あ゛,いつまで観られるんだろう?). # 取材を受けたのは主役の高校生たちで,私自身には取材はありませんでした. センサから取得したy軸加速度とz軸角速度(ヨー)だけでロボットの走行を制御するので,生徒さんたちはかなり苦労していたようです.特に加速度については,モータやギヤの振動,路盤(床面)から受ける衝撃が距離積算の大きな誤差要因になっていますので,指定した距離を走行させるのが難しかったと思います. ロボット自体については こちら . 最優秀賞を受賞した生徒さんのロボット走行演技です.上述のとおり加速度センサによる走行距離測定は振動に起因する誤差が非常に大きいので,黄色の枠外に出ても減点はしていません:   皆さんにはフィギュアスケーターが見えたでしょうか?